これは、かつて「AviSynthのぺーじ」として公開されていたものの "残骸" です。ここに記されている内容には、間違いが含まれている可能性があります。より正確で新しい情報を知りたい場合は、AviSynth 付属のドキュメントや AviSynth 公式サイトを参考にすることをおすすめします。私(にーやん)が管理人をつとめる AviSynth Wiki も利用してください。また、このページは、予告なしに削除される可能性もあります。

インターレースを保持したままフィルタをかける方法

 AviSynthユーザーの中には、インターレースを保持したまま、MPEG-2やWMV9(WindowsMediaVideo9)などにエンコードしている人もおられると思います。

 しかし、ノイズ除去フィルタなどの多くは、インターレースに対応していません。

 このため、インターレースを保持したままフィルタをかける場合には注意が必要になります。

 インターレースを保持したままフィルタをかける方法としては、次の3つが考えられます。
  • インターレース対応フィルタを使う。
  • スクリプトでフィールド別に分けて処理する。
  • いったんプログレッシブ化してフィルタをかけ、インターレースに戻す。
  •  それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

    インターレース対応フィルタを使う

     インターレースを保持したままフィルタをかける一番簡単な方法は、インターレースに対応しているフィルタを使用することです。

     _2DCleanYUY2やSimpleResizeプラグインのInterlacedResizeInterlacedWarpedResizeなどがインターレースに対応しています。
    [インターレースに対応しているフィルタ(一部)]
    ・_2DCleanYUY2
    http://members.at.infoseek.co.jp/kiraru2002/
    ・VagueDenoiser
    http://perso.wanadoo.fr/reservoir/
    ・InterlacedResize/InterlacedWarpedResize(SimpleResizeプラグイン)
    http://www.trbarry.com/
     ただし、現状ではインターレースに対応しているフィルタの数は、かなり限られていると言えます。

     では、インターレースに対応していないフィルタを、インターレースのビデオクリップに使用するには、どうすればいいのでしょうか?

     次のページでは、AviSynth内蔵のフィールド分離・フィールド合成フィルタなどを利用して、フィールド単位でフィルタをかける方法を紹介します。

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    最終更新日 2004年4月14日